ユダヤ教②

ユダヤ教の始祖アブラハムにはイサクという息子がいた。


イサクについてはまた物語がありますが、


少し話がそれるので、イサクの息子ヤコブについてのお話です。


ヤコブには双子の兄エサウがいました。


しかし、兄を出し抜いて後継としての利権を得たため兄に命を狙われます。


そして、伯父(母の兄)ラバンの元に身を寄せて、そこで過ごすことになります。


伯父の元へ向かう途中に荒野で野宿している時に


ヤコブは天に届くほどの階段とそれを上り下りする天使の夢を見ます。


ヤコブの梯子と呼ばれています。


そしてその時にヤコブは神から自分の子孫が各地に広がり偉大な


民族になることを約束されました。


その後旅を続け伯父ラバンの下で働くようになります。


ヤコブはそこで、ラバンの次女ラケルを好きになりました。


ラバンは、自分のために7年働けばラケルを嫁にやると約束するのですが、


いざ婚礼のときが訪れると、妻として与えられたのはラケルの姉レアでした。


さらに7年働けばラケルも与えると言われもう7年働くことになりました。


そして、2人の妻を迎えることになりました。


レアはヤコブの子を身ごもり、4人の息子を産みましたが、


ラケルには子供ができませんでした。


指示でラケルは自分の女奴隷をヤコブに与えて子供を産ませます。


するとレアも対抗して女奴隷に子供を産ませます。


最終的にはラケルも妊娠したので、


ヤコブは4人の女性との間に12人の息子を持つことになりました。


レアの子はルベン、シメオン、レビ、ユダ、イッサカル、ゼブルン。


ラケルの子はヨセフとベニヤミン。


レアの女奴隷の子はガドとアシェル。


ラケルの女奴隷の子はダンとナフタリ。


この12人がイスラエル12部族の祖となりました。


ラバンのもとで一生懸命に働くヤコブは神に祝福され多くの財産を築きます。


そして神からヤコブに故郷に帰るよう示されました。



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