中道について②
前回は中道について感情を例に書きましたが、
感情だけでなく、何事も真ん中がいいよというのが
中道という考えなのですが、それは難しいことです。
楽しい時も悲しい時も我を忘れてはいけない。
常に冷静な部分が必要だということなのですが、
1人で冷静に客観視しようとすると夢中になることができません。
好きなことに没頭するのは悪いことではないはずです。
ただ度が過ぎれば悪いことに繋がるよということですが、
やっぱり熱中し没頭し夢中になることもあると思います。
それにその方が人間らしい。
常に達観し何かを見透かしているような目線でいるのは
人として心がないと感じてしまいます。
ではどうすればいいのか?
それは他人が大切だということだと思います。
他人と言っても自分以外の人のことで、
家族・恋人・友達・先輩後輩、
他にもいろんな人間関係があると思いますが、
誰かが中道から逸れた時、
我を忘れて熱中しすぎて周りが見えなくなっている人に
声をかけてあげる。気づかせてあげる。
どうしようもなく落ち込んでいるときに、
ずっとそばにいてくれる。目を離さずに見ててくれる。
そんな人が必要だと思います。
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